フランス語で手紙を書く

フランス語での手紙の書き方について何度か相談を頂く事があった。

手紙の末尾に「かしこ」、「敬具」なるものを仏語で使用する場合。

Je vous prie d'agréer mes salutations distinguées, cordialement等が使われるが
ニュアンスがどう変わるか。

先ず, 多く
AgréezやVeuillez agréerが用いられるが、
(ちなみに私の愛書も「敬具」にこちらを採用)
たとえ慣用的意味は失っても、
形がimpératif(命令形)であることには変わらないので
個人的には丁寧さを重視するのであれば、Je vous prie d'agréerを使う様にしている。
慇懃無礼にもあたらないとは思うのだが。

mes meilleures salutationsは、
meilleur(es)が所有形容詞mesと使われているのでここでは
「最も良い、最も相応しい」、という意味からしても
相手の見えない場合は、何と比べて良いか?という事にもなるので、
こちらも個人的には、
mes sinceres salutationsや、
mes salutations distinguéesを使用する様にしている。
ちなみに、
「草々」は、salutations empressées。

cordialementについて。

bien le bonjour de ma part(「私からも(彼/彼女に)よろしく伝えてね」)と同様に、
bien cordialementという表現があるが、
bien=良い、だと思いわざわざ付けてしまうというのは実は良くない。
良くないと言ってもビジネスの関係で、という意味。

bienを付ける事によって、bonjourもしかり、cordialementは少しくだけた表現となるので
普通目下から目上の者への挨拶には不適当である。
よく知っている目下の相手、もしくは気心の知れた同僚に使う事が多い。

よって普段同僚(コーディネータ等仕事上でのお付き合いのある方)に対する挨拶も
cordialementを使う方が適切かと思われる。

merci d'avanceとmerci par avanceについて。
=「前もって有り難う(どうぞよろしく、という日本語訳が適当か。)」
個人的にはいつもmerci d'avanceを使う。

merci par avanceも時々見かけるが、正しいか正しくないか?
Je vous remercie par avance. はよく見かけるのだが、merci だけだと、d'avanceの方が
しっくりくる様な気がする。
これは単なる好みの問題かもしれない。
ただ、merci à l'avance, merci en avanceは言っても良さそうな気はするが
聞いた事はないので間違いであろう。


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by maetarouhonyaku | 2009-01-19 15:31 | 枝集め

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